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アメリカの国立衛生研究所に客員研究員として留学中に実感された「目の病気は心まで暗くします。気持の和らぐ環境が必要」という想いが、開業地の選定から外観、空間設計まで、建物の隅々に活かされています。
大学医学部や大学病院で研究・診療を続けられたYドクターが、「学者であるより、一医者でありたい」との理由で、仙台市郊外の緑豊かな住宅街に開業されたY眼科。もともと三菱ホームでご自宅をお建てになっていたYドクター。2×4住宅のすぐれた居住性能に加えて、木造住宅ならではの温かさが医院にも最適とお考えになったのは、ごく自然なことでした。ゾーニングは、1階がコンタクトレンズセンターを併設した一般の外来患者の診療用スペース。そして2階には、白内障や緑内障のみならず網膜硝子体疾患の手術など、Yドクターが大学病院で手掛けられてきた最先端の医療が行える手術室と、入院用の病室およびナースセンターなどで構成されています。
眼科の手術は、顕微鏡を覗きながらミクロン単位の手術。小さな振動も致命的になります。そのため2階の手術室と直下にある1階の診療室には、建物の他の部分からの振動が伝わらないよう、基礎も含めて独立した鉄筋コンクリート造が採用され、その構造体を2×4工法の木造部分が包み込むように建てられています。最新の医療機器が備えられた手術室は、隣に設けられた準備室も含めてYドクターの手術を何度もシミュレーションした上でレイアウト。麻酔用具にはじまり手術台や顕微鏡設備、バッテリー付の特殊照明、さらには両手がふさがっている手術中にでも照明を点滅できるフットスイッチなど、繊細な治療をスムーズにすすめるために緻密な配慮が施されています。そのほか、眼科という特性から採光や照明、バリアフリーにこだわるとともに、精神的に暗くなりがちな患者さんのために、木のぬくもりを活かし、ソフトな色彩を使用するなど、目にも心にもやさしいやすらぎあふれるインテリアを採用。Yドクターがお考えになられていた理想的な医院環境が建物全体に息づいています。
外観
内観
診療室
手術室
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