「自宅におしゃれな庭を作りたい」という考えから、ガーデニングに関心を持っている方も多いのではないでしょうか。
ガーデニングに取り組む場合、あらかじめデザインや仕上げに関する基礎知識を把握しておくことが大切です。
今回の記事では、ガーデニングにおけるデザインの決め方や庭づくりの仕上げ方法、おしゃれなガーデニング実例を紹介します。
1.ガーデニングを始める前に!デザインを決めるための4ステップ
ガーデニングのデザインを決める際は、以下に挙げている4つのステップが重要なので、しっかり押さえておきましょう。
① 庭のテイストを決める
ガーデニングを始めるなら、まずは「どんな庭にしたいか」「庭で何がしたいか」といったイメージをまとめることが大切です。和風・洋風・北欧風・中東風など、庭のテイストを事前に決めておけば、デザインやレイアウトで迷うことも少なくなるでしょう。
また、ガーデニングのデザインを決めるにあたり、建物部分との調和性も考えなければなりません。建物の外観のイメージに合わせると、デザインに統一感が出るので、よりおしゃれな庭を作ることができます。
② 日当たりを確認する
ガーデニングのデザインにおいて「日当たり」はとても重要です。植物の成長度合いは日当たりによって大きく変わるので、庭の方角を確認したうえで、どこが日陰でどこが日向になるか確認する必要があります。
方角による日当たりの違いをまとめたので、こちらも併せてご覧ください。
- 東:午前中は日向になるが、午後は日陰になる
- 西:気温が上昇する昼以降に日差しが強くなるので、暑さに強い植物との相性が良い
- 南:日照時間が長いので、植物が育ちやすい
- 北:日当たりが悪いので、日陰でも育つ植物との相性が良い
③ レイアウトを決める
図面を使う、もしくは庭のサイズを測って見取り図を作成すれば、庭の広さや面積をきちんと確認できるようになります。そして、この見取り図をベースに「どこに」「何を」「どのように置くか」を考えつつレイアウトを決めることが、ガーデニングをスムーズに進めるためのポイントです。
また、レイアウトを検討する際は「庭で何がしたいか」も踏まえつつ、置くものを決める必要があります。例えば、のんびりティータイムを楽しみたいなら、ウッドデッキや目隠しの設置を検討したり、屋外用の椅子やテーブルを配置するスペースを確保する必要があるでしょう。
④ 花や木など簡単に手入れができるか確認する
庭づくりをしたものの思うようにメンテナンスができず、庭が台無しになってしまうケースもよく見受けられます。特にこまめな手入れが必要な花や木を植えると、うまく育てられない可能性があるため、簡単に手入れができる植物を選びたいところです。
例えば、宿根草(しゅっこんそう)は植えっぱなしでも美しい花を咲かせるので、手間暇かけることなくガーデニングを楽しめます。また、草むしりが面倒に感じる場合、防草シートによる雑草対策が有効です。
2.庭づくりに取り入れたい仕上げ方法
ガーデニングを成功させるためには、仕上げについても理解する必要があります。そこで、庭づくりにおける5種類の仕上げ方法をまとめました。
① 芝生
芝生は緑豊かな庭を実現できるため、多くの住宅に取り入れられている仕上げ方法です。柔らかな風合いで怪我をしにくいので、お子さんやペットの遊び場に適しています。
ただし、天然芝はこまめな手入れが欠かせません。芝刈りや施肥といった手間をかけたくないなら、導入コストはやや高くなりますが、手入れが楽な人工芝にするのも一案です。
② コンクリート
コンクリートはシンプルかつモダンな印象になりますが、カーブ模様やザラザラ模様を入れることもできるため、デザインの自由度が高い仕上げ方法です。基本的に水を流すだけで掃除できるうえ、雑草が生える心配もないので、メンテナンスの手間がかかりません。
一方、ひび割れが起こりやすい、蓄熱しやすいといったデメリットもあります。
③ レンガ・タイル
レンガ・タイルは製品のバリエーションが豊富であり、デザイン性に優れている仕上げ方法です。アプローチや脇のスペースなど庭の一部分に取り入れることで、メリハリのあるおしゃれなデザインになります。
ただし、レンガ・タイルの種類によっては、耐荷重性に乏しい場合があります。重いものを無理に載せると破損しかねないため、あらかじめ注意が必要です。
④ 砂利
砂利敷きは比較的導入コストを抑えつつ、整った印象にできる仕上げ方法です。上を歩くと足音が鳴るので、防犯性に優れているというメリットもあります。
一方、デザイン性があまり高くない、ぬかるみや雑草への対策が必要といったデメリットもあります。ただし、最近は見た目に配慮した化粧砕石も販売されているため、工夫次第でおしゃれに仕上げることも可能です。
全体を砂利敷きにするのではなく、ポイント的に使うのも効果的です。
⑤ 花壇
「お気に入りの植物を植えたい」「家庭菜園をしたい」という場合、土を残して花壇を作るのも一案です。散水・施肥・剪定・花柄摘みなど、こまめな手入れが必要ですが、人によってはその手間暇も楽しめるでしょう。
花壇は植物を育てることが目的なので、日当たりや風向きを踏まえて設置することが大切です。また、手入れがしやすいよう動線にも配慮しましょう。
3.初心者必見!自分で庭づくりをするときの注意点
自分で庭づくりをする場合、以下のような点に注意する必要があります。特にガーデニングの初心者は要チェックです。
① 完成するまで時間がかかる
DIYによる庭づくりは、デザインやレイアウトを一から考えて、材料もすべて自分で用意しなければなりません。そのため、専門業者に依頼するケースに比べると、どうしても時間がかかってしまいます。
少しずつ完成させていく楽しみはありますが、DIYには体力も必要なので、普段から仕事や家事で忙しい方にとっては負担が大きいかもしれません。
「庭づくりに手間をかけたくない」「早く庭を完成させたい」という方は、専門業者に依頼することをおすすめします。
② 専門業者に依頼したほうが安く済む場合がある
DIYで庭づくりをすると、材料だけではなく専用の工具や機材も必要になるため、かえってコストが高くついてしまうかもしれません。さらに、施工に失敗して何度もやり直す可能性を踏まえると、専門業者に依頼したほうが安く済む場合があります。
外構工事費は住宅ローンに含めることができるため、初期費用を抑えたいなら、新築時に庭づくりを依頼するのが得策です。ただし、住宅メーカー(本体工事をする会社)に依頼するなど、一定の条件があります。金融機関によって条件は異なるので、事前に確認しておきましょう。
4.建物と一緒にデザインされたガーデニング実例
建物と一緒にデザインすることで、統一感を演出しているガーデニング実例を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
① 計画的に配置された緑が美しい邸宅
建物の形状に合わせて、アプローチやガレージ前に異なる高さの草木を植えている邸宅です。建物も含めたアシンメトリーな外観が特徴的であり、行き交う人々の目を引きます。
草木は計画的に配置されているため、通行や眺望に影響することがありません。また、広々としたスペースに植えているので、手入れがしやすい点も見逃せません。
② 憧れの空中庭園のある暮らし
イギリス暮らしの経験から生まれた、屋上に空中庭園を設置している住宅です。人通りの多い住宅密集地でも周囲の視線が気にならないので、プライバシーを守りながら家族や友人との時間を過ごすことができます。
また、空中庭園には心地よい水音をたてる噴水、つる植物がつたう緑の天井「パーゴラ」もあり、目と耳を楽しませてくれます。
③ 緑をより身近に感じられるインドアガーデニング
より自然を身近に感じたいなら室内のガーデニングであるインドアガーデニングもおすすめです。
こちらは三菱地所ホームが提案する、建物とグリーンを一体で考える家づくり、『ボタニカルリラクゼーション』の提案で、リビングの大きな吹き抜けから家中の緑がシームレスにつながる、大胆なデザインが魅力です。頭上で存在感を示すグリーンシャンデリア、ガラス越しに植物が見えるガーデンテーブルなど、緑を身近に感じられるデザインなので、大自然に囲まれているような心地よい暮らしを実現できます。
また、建物周辺にも草木が数多く植えられているため、外観も緑豊かです。
5.ガーデニングで緑溢れる暮らしを楽しもう
ガーデニングで自分好みの庭を作り上げることは、新築住宅ならではの楽しみです。その一方、一からデザインやレイアウトを決めることに対し、不安を感じるかもしれません。庭づくりで迷っている場合、まずはハウスメーカーに相談することをおすすめします。
三菱地所ホームでは、アウトドア・インドアにかかわらず、緑を身近に感じられる多様なガーデニングの方法を提案しています。
紹介した写真からイメージを掴んでいただくことも可能ですが、実際にモデルハウスに足を運んでいただいた多くの方が、「写真では伝わらない雰囲気を感じ取ることができた」「モデルハウスを見学して良かった」と仰っていただいております。
なお、モデルハウスの見学は来場予約をおススメいたします。
来場予約いただくことで、
・混雑時でも優先して専任担当者がご案内します
・家づくりの気になる点は、来場当日に担当者が丁寧にご説明します
・ガーデニング計画も含め、建物の仕様や設備、インテリアなどを担当者が丁寧にご説明・ご案内します
・お子様連れでもゆっくりご見学いただけます
・無料お試し設計として、お客様だけのオリジナルプランを無料でご提案いたします
様々なガーデニング計画を施したモデルハウスが多数あるので、ぜひお近くのモデルハウスに足をお運びください。