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お金のこと | 2024.01.10

24時間換気システムは電気代が高い? デメリットを解消するヒント

全館空調費用換気空調省エネ

戸建ての新築にあたり、24時間換気システムのことが気になっている方も多いのではないでしょうか?
24時間換気システムは住宅の快適性を高める有用な設備ですが、実際に導入するなら電気代や注意点についても理解を深めたいところです。

今回の記事では、24時間換気システムの知っておきたいポイントを踏まえつつ、電気代の目安やデメリット、より快適な住まいを作るためのヒントを紹介します。

参考コラム:戸建てに24時間換気は必要?換気しながら快適に暮らす方法とは

1.24時間換気システムとは

現在、24時間換気システムは戸建てへの導入が義務付けられています。戸建ての新築を検討している場合、まずは24時間換気システムの概要を把握することが大切です。

その他、家を建てるなら押さえるべき内容もポイントごとに解説します。

1-1.シックハウスを防ぐために建築基準法で義務化

24時間換気システムとは、わかりやすく説明すると「窓を開けなくても吸気口から外部の空気を取り込み、室内の空気を排気口から外部に排出する仕組み」のことです。

文字通り24時間換気を行うシステムであり、1時間で家中の約半分の空気を入れ替えることができます。

2003年の建築基準法改正に伴い、シックハウス症候群を防ぐために原則としてすべての住宅に24時間換気システムの導入が義務化されました。

これから家づくりをする人は、基礎知識として押さえておきましょう。

1-2.換気扇との違い

24時間換気システムは家全体の空気をゆっくりと時間をかけて入れ替える「常時換気」です。

24時間365日いつでも換気システムが稼働しているので、空気を絶え間なく循環させることができます。

一方、換気扇はスイッチを入れることで特定の場所だけ換気する「局所換気」です。

空気を入れ替える範囲は狭いものの換気のパワーは高く、短時間で効果を発揮します。キッチン・浴室・トイレなど、臭いや水蒸気が発生しやすい場所で導入される換気設備です。

1-3.機械排気で結露を抑えられる

戸建ての24時間換気システムは、以下のように3つの換気方式があります。それぞれ給気・排気の仕組みや特徴が異なるので、一緒に覚えておきましょう。

換気方式      給気/排気     特徴
第1種換気方式    機械/機械     換気効果は高いが、コストも高い。
第2種換気方式    機械/自然     コストは低いが、結露が発生しやすい。主にクリーンルームなどで導入。
第3種換気方式    自然/機械     コストは低いが、外気が室内に入り込むので冬は寒く夏は暑くなりやすい。

第1種または第3種のような機械排気なら、室内の結露を防ぐことができます。

2.戸建ての24時間換気システムの電気代は思ったより高くない

24時間換気の電気代

24時間換気システムは常に新鮮な空気を取り込めることが魅力ですが、「高い電気代がかかるのでは?」「なるべくお金はかけたくない」など、疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。しかし、実際のところ電気代はそれほど高くならないので、心配する必要はありません。

電力会社や使用する機器の種類・性能によっても変動しますが、24時間換気システムの電気代は月々100~700円程度、年単位なら1,200円~8,400円程度です。

一方、換気扇の電気代も使用状況によりますが、仮にキッチンで換気扇を常時稼働させるなら月々600~800円程度なので、24時間換気システムの電気代は意外と高くないことがわかります。

3.浴室やトイレは窓の設置と24時間換気どちらが良い?

戸建ての新築にあたり、浴室やトイレに窓をつけるべきか迷う方もいます。換気の観点から考えると窓は有用ですが、以下のようなデメリットもあるので、最善の選択肢になるとは限りません。

・建築コストが上がる
・窓の掃除に手間がかかる
・空き巣などのリスクが高まる
・浴室の場合、熱の流出入によって冷えてしまう

「しっかり換気したいけど、窓の設置はコストや防犯上の不安が気になる」という場合も、24時間換気システムが有効です。

家全体の換気量は24時間換気で十分にまかなえますが、臭いや湿気が気になる場所には換気扇などの局所換気を併用することで、より快適に過ごせるようになります。家族のニーズや生活環境なども踏まえつつ、必要な換気設備を検討しましょう。

4.24時間換気システムのデメリット

24時間換気システムは優れた換気設備ですが、以下のようなデメリットを耳にしたことで、導入するのが心配という方もいます。

・フィルター掃除や交換の手間がかかる
・音がうるさい・寒い

それぞれについて理解しておきましょう

4-1.フィルター掃除や交換の手間がかかる

24時間換気システムの効果を維持するためには、フィルターや吸気口の掃除が欠かせません。室内の空気にはホコリやダニなど、室外の空気には花粉や粉塵などが含まれているので、定期的に掃除しないと汚れが蓄積し、空気をきれいに保てなくなります。

また、フィルターが詰まっていると消費電力が上がってしまうため、電気代の節約という観点から考えてもメンテナンスは必須です。

なお、フィルターは一定期間使用後に交換するタイプもあります。

4-2.音がうるさい・寒い

24時間換気システムはモーターやファンの稼働音、開口部からの風音がうるさいと感じる場合もあるようです。また、一般住宅で最も普及している第3種換気方式については、外気を自然吸気することで寒いと感じる方もいます。

音がうるさい場合、考えられる原因の一つがメンテナンス不足です。フィルターや吸気口に汚れが溜まっていると、モーターに負荷がかかって異音を発するケースもあります。

また、風量が強すぎると風音も大きくなるので、きちんと調整しなければなりません。

5.24時間換気システムのデメリットを解消! 全館空調「エアロテック」

全館空調エアロテックの構造・システム

三菱地所ホームの全館空調システム「エアロテック」なら、メンテナンスや音に関するデメリットを解消したうえで、より快適な住まいを作ることが可能です。

ここまでの内容を踏まえつつ、エアロテックならではの強みについても詳しく解説するので、ぜひご確認ください。

5-1.全室に快適な温度を保ちながら電気代を節約

全館空調エアロテックの冷暖房の熱交換の仕組み

全館空調エアロテックを導入すれば、1台の室内機で24時間365日家中すみずみまで換気しつつ、クリーンな空気と快適な温度を保つことができます。単に空気を入れ替えるだけではなく、部屋ごとに室温を調整するため、家中どこにいても快適に過ごせることがメリットです。

また、入れ替える空気を幾重にも交差させた熱交換器を通す仕組みにより、部屋の温度を一定に保ったまま換気するので、冷暖房効率が良く省エネを実現できます。快適性の向上を図りつつ電気代を節約できるため、まさに一石二鳥です。

5-2.静音性に優れアレルギー物質も除去

全館空調エアロテックは吸気口からの風音や室外機の稼働音も静かなので、ほとんど音が気になりません。

高性能除塵フィルターを標準装備していることも大きな特徴です。花粉やカビ胞子といったアレルギー物質を約97%カットできるため、常にクリーンな空気を取り込むことが可能です。

全館空調エアロテックの換気フィルター

また、室内で発生するダニの糞や死骸、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなども汚れた空気と一緒に排出するので、快適かつ健康的な住まいを実現できます。アレルギー体質の方でも安心して暮らしていただけます。

5-3.メンテナンスも簡単

全館空調エアロテックも他の24時間換気システムと同じく、定期的なメンテナンスが必要です。ただし、エアロテックは2週間に1回程度のペースで床置き型の室内機の手が届きやすいところに設置されているフィルターを取り外し、掃除機で溜まった汚れを除去するだけなので、メンテナンスに手間がかかりません。

さらに、エアロテックには長期10年保証&10年間無償点検もついてくるので、万が一のトラブルが起こっても心配無用です。定期点検のほか、リフレッシュ清掃やリプレイスの案内も行っていますので、安心してお使いいただけます。

全館空調「エアロテック」を詳しく見る

6.24時間換気システムについて知り快適な自宅を実現しよう

戸建て住宅を建てる場合、法律に基づいて24時間換気システムを導入する必要があります。換気扇との違いやメリット・デメリットについて理解・納得したうえで、家づくりのプランを検討しましょう。

三菱地所ホームの家なら、全館空調「エアロテック」を導入することで、24時間365日いつでも、家中どこにいても快適に過ごすことができます。「空気の良さ」を体感するには、実際に全館空調「エアロテック」の家にお越しいただくのが一番。三菱地所ホームの各地のモデルハウスでエアロテックの効果を体感できるので、ぜひお越しください。

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