未来のために、
木造の限界に挑む。

低層の建物は、木造で作るべき時代であると考えています。木造への規制が見直されつつある今、環境負荷の少ない木材を用いて技術の限界に挑むことは設計士としての責務です。今回、住宅というよりむしろ小さなホテルを創るようなプロジェクトを木造でやり遂げたことは、私たちの誇りです。そして何より、住まいの快適性という面で、お客様の未来のためにベストであったと信じています。

GDR担当役員
月田 徹〈 一級建築士 〉

Order Gran Designer Room

ORDER GRAN DESIGNER ROOM

個性的な中庭に導かれた、
世界に一つの大邸宅。

この邸宅は、都心からやや離れた郊外に、広々とした中庭を抱いて佇む壮大な邸宅です。当初、施主様からは中庭のご要望はありませんでしたが、敷地に眺望などの特長がないことや近隣との関係性を考慮し、広さを生かした理想的なスペースを内側につくり、そこに対して開いていくプランを提案させていただきました。この中庭は、水景とシンボル樹がみせる景観もさることながら、足元をペイブメントで設えたことで、パーキングを兼用できる仕様となっています。施主様は交友関係が幅広く、ホームパーティ等の来客時には、ここにゲストのお車を並べられるようになっています。このユニークな中庭の配置により、建物は、正面にシンメトリーの堂々とした顔を持ちながら、一方でその裏側にもお車用の壮麗なゲートを持つ、非常に個性的で印象的な建築となっています。

“内”に開く。
その真骨頂をここに。

建物内部の空間については、玄関ホールの大きなスケールの窓をはじめとして、中庭に対してできるだけ開口を大きく取り、内と外が一体となって暮らせるようなデザインを心がけました。玄関ホールから左右のウィングに分かれる空間は、左ウィングにLDKの居住スペース、右ウィングに和室、プレイルーム、ゴルフシミュレータールームを配置。主にアミューズメントスペースとなる右ウィングは、思い切って赤やゴールドをアクセントにした大胆なデザインになっています。居住スペースも、リビングとダイニングを仕切る特注の大きな水槽や、吹き抜けのリビングを見下ろす広々としたギャラリーと照明ボックスなど、あらゆる部分でお客様のアイデアと我々のデザイン力・技術力を調和させたクリエイティブな空間に仕上がったと自負しています。施主様は愛車であるロールスロイス・ファントムを、折に触れ、中庭の水辺に飾り眺めながら生活されていると伺っています。

対話を重ね、
想像を超えていく。

今回、最大の特徴である中庭の機能と配置が、プランと巧みに関係づけられ、内部空間のあり方に現れてきたように、設計にあたっては、建物と周辺の関係性を重視しながら配置を考えることに多くの時間をかけています。また、その過程におけるコミュニケーションの深さと納得度は、家づくりを成功させる一つの鍵です。今回も数パターンのスタディをベースに、施主様と対話しながら進めていきましたが、中庭のパーキング兼用のアイデアも、その過程で生まれたものです。何度も打ち合わせをし、お客様の思いをキャッチしながら、それを図面化していく。そして当然プロとして、お客様の想像を超えていく。それがオーダーグランの家づくりです。今回、施主様には、デザインもさることながら、エアロテックの快適性やランニングコストにも非常にご満足いただいています。また、木造2×4の限界に挑んだともいえる本プロジェクトは、三菱地所ホームとして、非常に有意義な経験になったと思っています。

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