実例紹介

蔵書に囲まれる住まい

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緑の植栽と落ち着いた佇まいが周囲の雰囲気に溶け込むS様邸。さまざまなこだわりを叶えた中で、特にプランのポイントとなったのは空気環境と多くの蔵書を収納する方法。ご主人自身、50冊にも及ぶ建築関連の書物を読まれ、住まいについて多くのことを勉強されていました。

また、全館空調のエアロテックについても、技術資料を理解した上で、その機能性に納得していただきました。快適な空間と既存の緑を取り入れた、穏やかな時間が流れる住まいです。


閑静な住宅街の一角に新居を得られたS様。環境を重視して出合ったこの土地には、趣きのある植栽と見事な藤棚が残されていました。

ご夫婦の要望から緑はそのままにして計画は進み、建物外観はホワイトを基調とした落ち着いた佇まいとなりました。表札灯、外構壁の連なる小さな窓が、シンプルな中にアクセントを与えています。

建物の配置は藤棚や南天、マグノリアなどをそのまま生かすように工夫し、各居室の位置も窓から見える景色を意識して決めています。

南側の庭には、さまざまな目的や用途に対応する石張りのテラスを、ダイニングから続くようにしつらえました。

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庭に訪れる野鳥を眺めながらお茶を楽しまれたり、ダイニングは家族それぞれで過ごす時間がもっとも長い場所となったそうです。奥様にとっては、キッチンが家の中で一番に時間を過ごす場所。キッチンに立ってからの眺めも意識してオープンスタイルを採用されました。

赤坂をはじめ、東京にあるホームギャラリーを参考に、選んで決められたキッチンです。床には天然の大理石を希望されていましたが、実用性を加味してタイルを選ばれました。冬でも冷たくなく、テイストも奥様お気に入りです。


リビングとダイニングの間に壁をもうけ、完全に仕切ることなく空間を分けています。この壁には質感の異なるクロスを張り、空間に違った表情を見せます。

リビングはご主人の趣味でもあるオーディオを取り入れたリビングシアター仕様。スピーカーが3つ納められたテレビボードは、その寸法に合わせて埋め込み、ソファの後方、天井にスピーカーを2つ取り付けています。5.1chサラウンドを満喫できる空間です。

リビングのもうひとつの特徴は、天井近くまで続くようにあしらった自然木と開口部。サッシは輸入の木製を選んでいます。南に面した2つの開口部からは自然光がたっぷりと射し込み、リビングを明るく照らします。

S様邸にはエントランスにも吹き抜けがあり、こちらもエアロテックを活かした設計。採光部を大きく取っているため、北側でも明るい空間となっています。

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蔵書の収納について、ご主人は特にこだわりを持たれていました。当初、書庫をつくり、すべての蔵書を収納しようと考えられていましたが、奥様の発案で階段の壁面に書棚を設けました。

2階の廊下壁側にも、天井まで高さのある書棚を造作しています。寝室など他の部屋を狭くすることなく、空間の有効活用ともなりました。階段から2階へと続く書棚は、見た目にも印象的。訪れるお客さまを驚かせています。

一見届かないような高い位置へは、扉を兼ねたブリッジを使って本の出し入れを可能にしています。ご主人の憧れであった書斎も2階に設け、ゆっくりと読書にふけられる、お気に入りの場所となっています。

玄関からエントランスホール、そしてダイニングまでタイルが続き、内と外との一体感を与えます。エントランスには、ご夫婦のご友人からのプレゼントであるステンドグラスを木枠で囲み、取り付けています。

ご主人もステンドグラスの制作に興味を持たれ、いつかは自作作品をエントランスの吹き抜け上部にある開口部へ取り付けられるようにと、造作の準備を整えてあります。奥様も完成を楽しみにされているそうです。


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