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地下室のある家

注文住宅 | 2025.10.07

家に地下室を作るメリット・デメリットは?費用や建築実例を紹介

実例シアタールーム地下室趣味

地下室は秘密基地のような特別感があり、なおかつ遮音性や快適性にも優れているので、趣味の部屋や貯蔵庫に向いています。そのため、マイホームを建てるにあたり、地下室が欲しいと考えている方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、地下室を作るメリット・デメリット、費用や固定資産税の概要、建築実例などについて解説します。

1.地下室とは?

地下室とは、地面より下にある「地階」に設ける部屋のことです。建築基準法では「床面から天井までの高さの3分の1以上が平均地盤面より下にある部屋」と定義されています。

例えば、地下室の床面から天井までの高さが3mの場合、床面から地面までの高さが1m以上あれば、要件をクリアできます。住宅の構造によっては「低い位置にある1階部分」に見えるケースもありますが、先述の要件を満たしているなら地下室です。

部屋が地面に埋まっている性質上、地下室にはないメリット・デメリットがあります。

2.マイホームに地下室(シェルター)を作りたい!地下室のメリット

ゴルフ練習ができる部屋

地下室(シェルター)を作る場合、自分にとっての必要性を見極めるため、まずはメリットを把握しておきたいところです。

2-1 遮音性が高くプライベートな空間が作れる

地下室は周囲がコンクリートと土で囲まれているうえ、音が響きにくい鉄筋コンクリート造なので、高い遮音性を発揮します。外部の音をシャットアウトできるだけではなく、内部から外部・上階へ音が漏れにくいため、大きな音を出しても迷惑にならないことがメリットです。

例えば、地下室を音楽室にすれば、楽器演奏やカラオケを思う存分楽しむことができます。また、シアタールームやダンススタジオ、ゴルフの練習スペースとしても活用可能です。

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2-2 温度変化が少なく室温が安定する

先述の通り、地下室は土に囲まれている空間なので、外気温の影響を受けにくくなっています。季節を問わず温度変化が少ないため、他の部屋より室温が安定しやすく、おおむね10~20℃程度を維持することが可能です。

このようなメリットを持っているので、夏は涼しく冬は暖かい理想的な環境を作ることができます。快適性に優れた居室として使えるだけではなく、温度管理が必要なワインや保存食の貯蔵庫としても活用できることもポイントです。

2-3 限られた敷地面積を有効活用できる

地下室は以下に挙げている要件を満たせば、建物全体における床面積の3分の1までは「容積率」として算定されません。容積率とは、敷地面積に対する延べ床面積の割合です。

■延べ床面積に占める地下室の面積の割合が3分の1以下
■地下室の天井の高さが地面から1m以下である

わかりやすく言い換えれば、実質的な延べ床面積を最大で3割ほど増やせるということなので、扱いにくい狭小地や変形地であっても限られた敷地面積を有効活用できます。

2-4 耐震性が高い

地下室と地上階を比べると、前者のほうが高い耐震性を発揮します。地震が発生した際、地下室を囲むコンクリート壁が土壌と一体になって震動の力を吸収するため、揺れの影響を受けにくい分、地上にある構造物よりダメージも抑えられるのです。

日本は「地震大国」と呼ばれている通り、地震が頻発しやすい位置にあるので、常に地震対策を講じる必要があります。地下室は揺れに強く保存食の貯蔵にも適しているため、いざというときのシェルターとしても有用です。

3. 失敗しないために!押さえておきたい地下室を作るデメリット

いろいろな家のイメージ画像

一方、地下室を作ることで発生するデメリットもあります。失敗を避けるためにも、メリットと一緒に押さえておきましょう。

3-1 価格が高い

地下室付きのマイホームを建てる場合、地上階だけの一般的な注文住宅より多くの工程が必要です。例えば、以下のような工程が追加されます。

■地盤調査
■掘削作業
■配筋
■コンクリート打設

工程が増えると人件費や材料費も増えるので、結果的にトータルの建築費も高くなりがちです。地下室を作るかどうかで住宅の構造や設備は大きく変わるので、事前にハウスメーカーや工務店の担当者とよく相談したうえで、予算も含めたプランを決めましょう。

3-2 湿気がたまりやすい

地下室はその構造上、基本的に自然光を取り込むことができないうえ、窓を開けて換気することも難しいので、どうしても湿気がたまりやすい空間です。そのため、湿気対策や防水対策を講じなければ、結露やカビが発生してしまいます。

また、地下室内部は温度変化が少ないものの、地下と地上の温度差によって結露が生じやすいこと、地面に埋もれていて湿気の影響を受けやすいことも難点です。

なお、三菱地所ホームの注文住宅は全館空調システム「エアロテック」を導入することで、家中どこでも快適な室温・湿度で満たせるので、結露やカビを防止できます。

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4. 地下室のある家の作り方は?施工方法について

注文住宅の地下室は大きく分けると、以下の3タイプがあります。

■全地下タイプ
■半地下タイプ
■ドライエリアタイプ

全地下タイプは文字通り、部屋全体が地面に埋まっている地下室です。遮音性や断熱性、温度の安定性に優れています。

半地下タイプとは、階の3分の1以上が地面に埋まっている地下室です。窓を設置できるので、全地下タイプより通風性や採光性に優れていますが、遮音性や断熱性は下がります。

ドライエリアタイプとは、地下室周辺を部分的に深く掘り下げて「空堀」を作り、中庭のようなスペースを疑似的に設けたものです。こちらも窓で通風性や採光性を確保できますが、空堀に水がたまらないよう排水設備を整えなければなりません。

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5. 戸建てに地下室を作る場合の費用

マイホームと費用のイメージ

注文住宅に地下室を作る場合、一般的な坪単価は80~200万円程度です。地盤の強さや地下室のタイプ、ハウスメーカーによって建築費は変動しやすいので、あらかじめ複数社から見積もりをとったうえで、比較検討することを推奨します。

また、地下室のタイプによっても費用は上下します。仮にドライエリアタイプを選んだ場合、空堀を作るための専用工事を追加で行いますが、プラスで150万円程度は必要です。

このように「地下室は値段が高い」というイメージがありますが、必ずしも高くなるとは限りません。例えば、地価が高いエリアで家を建てる場合、広い土地を購入して地上2階建ての住宅を建てるより、狭い土地で地上1階・地下1階の住宅を建てたほうが安くなるケースもあります。

6. 地下室のある家を建てる場合の固定資産税について

不動産を所有すると「固定資産税」を毎年納めなければなりませんが、税額は固定資産税評価額に基づいて算出されます。固定資産税評価額は「その建物を再度建てる際にかかる建築費」と、経年劣化や消耗に伴う「減価償却費」から決まるものです。

地下室付きの住宅は鉄筋コンクリート造の部分が増える分、耐久性や建築費も高くなるので、その分だけ固定資産税評価額もアップします。すると結果的に固定資産税も高くなってしまうため、納税の負担が増えるのです。

なお、固定資産税評価額は自治体によって異なるため、役所に問い合わせましょう。

7. 地下室がある家の建築実例

ここまで解説した内容を踏まえつつ、地下室がある家の建築実例も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

7-1 『地下室ゴルフ』の夢を実現

地下室にゴルフ練習場がある家

自宅でも思う存分ゴルフができるよう、地下室にゴルフ練習場を設けたケースです。本格的なシミュレーションゴルフの設備を取り入れているので、ゴルフ好きの家族や友人が集まって一緒に楽しむことができます。

また、全館空調のエアロテックにより、地下室も含めて温度・湿度をしっかり調整しているため、24時間快適に過ごせる空間です。

実例詳細:趣味仲間がわいわい集う家

7-2 映画や音楽を気兼ねなく楽しめる念願の地下室

地下室にシアタールームのある家

趣味の映画や音楽を楽しむため、地下室にシアタールーム・オーディオルーム・ダンスルームの機能をまとめて導入したケースです。本格的な大型スクリーンやスピーカーを設置しているので、映画館さながらの迫力で映画を観ることができます。

また、防音対策もバッチリなので、大音量で映画を流しても、夜に楽器を演奏しても迷惑がかかりません。

実例詳細「熟考して理想のカタチになった、念願の地下室。」を見る

7-3 落ち着きのある最高の仕事部屋

こだわりと桜が見える家

仕事とプライベートをきちんと分けるため、地下室に仕事部屋を設けたケースです。遮音性や快適性が高い性質上、静かで落ち着きのある空間となっているので、より集中して仕事に取り組むことができます。

また、地下室は裏庭から階段でつながっており、擁壁を2段構造にしているため、外から光を取り込みやすいことも特徴です。

実例詳細:「こだわりと桜が見える家」を見る

8. 家に地下室を作って生活面積を広げよう

地下室は遮音性に優れている性質上、外部の音が入りにくく、内部の音も漏れにくい空間です。そのため、周りに気兼ねすることなく、映画や音楽といった趣味を楽しめるようになります。

耐震性にも優れていますが、快適な地下室を作るためには、結露やカビを防ぐ湿気対策が欠かせません。

三菱地所ホームでは、独自の全館空調システム「エアロテック」により、1年を通して快適に過ごせる地下室を作ることが可能です。エアロテックの性能は各地のモデルハウスで体感できるので、ぜひお越しください。

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