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お金のこと | 2025.10.09

新築の外構工事の費用相場は?安く抑えるコツはある?実例を紹介!

外観実例家づくり新築外構

新築の外構工事は家の印象を左右する重要な建築デザインの一つです。
そのため、建物の設計者がデザインすると、外観全体に統一感が出せておしゃれな印象に仕上がります。注文住宅の外構は予算を抑えたいと考える人が多い場所ですが、デザインとの兼ね合いを踏まえて考えることが大切です。
今回は一般的な規模の戸建てにおける外構工事の費用相場や外構作りのポイント、外構や建物のおしゃれな実例まで紹介します。

1.一般的な新築のエクステリア・外構工事とは

外構工事とは、建物の周囲を整えるための工事を指します。
具体的には、
カーポート
駐車スペース
門扉・門柱
玄関アプローチ
フェンス
庭や植栽
などを含むエクステリアのデザインと施工が行われます。

これにより、生活の機能性や美観が向上します。また、エクステリアは住宅の印象を左右するため、設計段階でしっかり考慮することが重要です。カーポートや玄関まわり動線を使いやすくしたり、防犯機能を高めるなど、適切な外構工事は、住環境をより快適にします。
どのようなものを設置するのかは、土地の大きさや車の有無によっても変わりますが、見せ方にも以下3つの種類があります。

1-1.オープン外構

オープン外構は、塀やブロックフェンスを設けず、開放的な空間を演出するスタイルです。周囲の景観に溶け込み、明るい雰囲気が楽しめます。

また、構造物が少ないため、工事費用を抑えやすいです。予算を重視する方にとって魅力的な選択肢となります。

一方で、防犯面でのリスクがあるため、注意が必要です。ただし、外から見えやすい点は、逆に犯罪を防ぐ効果が期待できることもあります。

1-2.クローズ外構

クローズ外構は、塀やブロックフェンスを設置することで外部からの視線を遮断し、プライバシーを保つデザインです。日本の伝統的な家屋の多くがこのスタイルを採用しており、落ち着いた雰囲気を醸し出します。

また、クローズ外構は安全性を高める効果もあり、特に子供やペットがいる家庭に適しています。シンプルな構造ながらも、庭や玄関周りのデザインを引き立てる重要な要素です。

1-3.セミクローズ外構

セミクローズ外構は、外部からの視線を適度にコントロールしつつ、開放感を保つことができるデザインです。塀やブロックフェンスを一部分に取り入れることで、プライバシーを確保しながらも、全体の雰囲気を損ねることなく、柔軟な空間を作り出します。居住空間と外環境のバランスを考えた外構工事において、有力な選択肢となります。

2.外構工事の費用相場は?

外構工事の費用相場は一般的には建物の建設費用の10%ほどが目安です。30坪の土地の場合には100〜300万円ほどになることが多いでしょう。また、実際の工事費用はどのような設備を設置するのかにも影響します。
例えば、玄関周りのアプローチや門柱、門扉には40万円〜、フェンスは20万円〜、砂利は1平米あたり1万円〜です。
駐車場を設置する場合は、カーポートで30万円〜、ガレージの場合は100万円〜の費用がかかります。
外構一式をそろえるとなると、規模にもよりますが150万円~250万円前後となります。
1か所ごとであれば50万円〜100円は見積もって考えておくとベターですが、まとめて工事をした方が効率もよく、費用が抑えられる可能性があります。

ただし、外構費用はどのような設備を設置するのか、施工面積によっても、費用は異なります。そのため、実際の料金は見積もりを取ってみないと分からないことが多いでしょう。

3.外構工事の部分別費用

外構工事の部分別費用は、各要素によって大きく異なります。

玄関アプローチやガレージのカーポートについては、費用がそれぞれ異なり、アプローチは30万円ほど、カーポートは100万円程かかる可能性があります。

庭やテラス、ウッドデッキの設置には、20万~50万の予算が求められます。

リフォームの場合も同様に、材料やデザインにより費用は変動します。

3-1.フェンス

フェンスは目隠しや防犯対策に利用され、多くの人に選ばれています。

材質はアルミや樹脂、木材など様々で、これにより費用も変動します。

一般的に、フェンスの設置には30万円から50万円程度が相場とされています。

境界を囲むブロックフェンスの場合、約40万円から80万円が相場であり、広い敷地では100万円を超えることもあります。

長さや材質、グレードによって費用が異なるため、事前に予算を考慮しておくことが重要です。

3-2.門周り

門周りの外構工事にかかる費用相場は約30万円前後が一般的です。

この金額には、門扉や塀の設置が含まれますが、デザインや素材によって変動することがあります。
シンプルな門扉や塀を選ぶことでコストを抑えることも可能です。
特に、外構全体のプランニングの際には、門周りのデザインを考慮することが重要です。

最も手ごろなのは「機能門柱」と呼ばれる、表札、ポスト、インターホン、照明がついているポール型の設備です。
オープン外構でもよく採用され、シンプルで省スペースというメリットがありますが、重厚感は出にくくなります。

3-3.玄関アプローチ

玄関アプローチは、住まいへの入り口として重要な役割を果たします。

コンクリートや砂利、タイルなどを使用したデザインが一般的で、素材によって見た目や機能が変わります。

アプローチにかかる費用相場は、使用する材料や広さによって異なりますが、全体の外構工事の中でも重要な要素です。

デザインや素材選びに工夫をすることで、機能的で美しい玄関アプローチを実現できるでしょう。

3-4.塀・囲い

塀や囲いは、新築外構工事において重要な要素となります。特にコンクリート製の塀は、耐久性やメンテナンスの容易さから人気があります。

一般的な相場は100万程度ですが、材質やデザインによって変動します。コンクリート塀を選ぶことで、費用対効果の高い外構を実現できるでしょう。

3-5.ガレージ・カーポート

ガレージやカーポートは、自動車の保護だけでなく、外構デザインにおいても重要な要素です。これにより、雨風から車両を守り、外観の美しさを引き立てることができます。

ガレージを選ぶ際は、サイズや形状、素材を考慮することが大切です。カーポートはオープンな設計が特徴で、入出庫がしやすい点がメリットですが、プライバシーの確保には工夫が必要です。

外構全体との調和も忘れずに、快適な生活空間を実現する一つの方法です。

3-6.テラス・ウッドデッキ

テラスやウッドデッキは、屋外での活動を快適に楽しむための重要なスペースです。リラックスしたり、バーベキューを楽しんだりと多用途に利用できるため、人気があります。

材料やデザインによって価格は異なりますが、工事の規模と仕上がりによっては比較的高額になることもあります。事前に予算を設定し、必要な機能を考慮した上でプランを練ることが大切です。

テラスの場合はタイルか石か、コンクリートの打ちっぱなしか、またウッドデッキの場合は樹脂製か天然木かなど素材や仕上げによって価格が大きく変わります。入居後のメンテナンスのことも考えて比較検討するとよいでしょう。

3-7.庭・ガーデン

庭やガーデンは、外構工事において重要な要素です。生花や緑、芝生を取り入れることで、外観が華やかになり、居住空間が一層魅力的になります。

また、庭はリラックスできる空間を提供し、趣味のガーデニングを楽しむなど生活の質を向上させます。手入れを丁寧に行うことで、長期間楽しめる場所を作り上げることができます。

3-8.ガーデンルーム・サンルーム

ガーデンルームやサンルームは室内でありながら太陽の光や外の空気を感じることができる場所で、居住空間を拡張する魅力的な選択肢です。
自然光がたっぷり入るため、快適に過ごせます。また、半屋外の空間として園芸を楽しむ場にもなります。
設置費用は約50万前後が相場ですが、選ぶ素材やデザインによって変動します。
費用対効果を考えると、家族のライフスタイルに合わせた設計が重要です。

3-9.ベランダ・バルコニー

ベランダやバルコニーの工事は、防水をしっかり行える方法を採用することが大切です。現在 はFRP防水(ガラス繊維で強化した樹脂防水)にトップコート(仕上げ材)を重ねる手法が主流です。
リフォーム時にはタイルの使用が人気で、美しい仕上がりが楽しめます。

相場としては、工事費用は約20万前後が一般的ですが、広さやデザインによって変動します。快適な屋外空間を実現するためには、事前に計画を立てることが大切です。

3-10.照明・ライティング

照明・ライティングは、外構工事において重要な要素です。
適切な照明計画を立てることで、夜間の安全性を高めることができ、さらにおしゃれな雰囲気に仕上げることができます。

照明の種類や配置にもよりますが、一般的に相場は数万円から数十万円と幅広いです。外構全体のデザインに合ったライティングを選ぶことで、美しい夜景を演出できます。

3-11.植栽

植栽は家庭の外構において一番印象を左右する大事なポイントのひとつです。

適切な植栽を行うことで、目隠し効果を高めつつ、景観を美しく整えることができます。
また、植物選びや配置に工夫をすることで、プライバシーを守りつつ家全体の印象を向上させることが可能です。
緑があると生き生きと明るい印象になり、心地よい環境作りに植栽は欠かせない存在です。

3-12.物置

物置は庭の収納スペースとして非常に便利です。設置費用の相場はおおよそ50万円程度ですが、具体的な金額はサイズやデザインによって異なります。

設置計画の際には、まず見積もりを取ることが大切です。複数の業者から無料で見積もりを依頼し、お庭に最適な物置を見つけるプロセスが重要になります。

4.外構工事・リフォームの費用を抑える方法

外構工事は面積が広いため、要望を全て満たそうとすると、予算を超えてしまいがちです。しかし、工夫をすることで、予算をある程度抑えられます。ここでは外構工事の費用を抑える方法を紹介します。

4-1.シンプルなデザインにする

外構は装飾が多いほど、材料費が増え金額が高くなります。そのため、安い材料にしたり、シンプルなデザインにすることでコストカットが可能です。また、工事に必要な材料の量を減らすこともポイントです。具体的には、以下のような方法があります。

駐車場のカーポート以外の部分は、土間コンクリートではなく砂利で仕上げる
塀を無くしオープン外構にする
門扉をポストと表札が一体になった機能門柱にする


これらの方法を取り入れることで、コストを抑えつつ、デザイン性も保てるでしょう。
ただし、安価な材料ばかりを選ぶと、チープな印象になってしまう可能性もあります。そのため、必要なポイントに絞ることもポイントです。

4-2.DIYを取り入れる

DIYを取り入れることで、コストカットが可能です。外構工事の中には職人でなければ安全性などに問題が出る工事と、DIYでも見栄えをある程度整えやすい工事に分けられます。DIYでも支障がないものはDIY工事を取り入れましょう。DIY工事が可能なものの例としては、以下の工事が挙げられます。

砂利を敷く
防草シートを張る
ウッドデッキや物置の設置
アプローチのレンガ舗装

外構に必要なレンガブロックなどは1つ100円で購入できるため、DIYにすると大幅なコストカットにつながります。ただし、DIYに慣れていない場合、失敗する可能性や時間がかかってしまう可能性もあるため、それらのリスクを考慮しておきましょう。

4-3.外構工事をハウスメーカーではなく専門業者に依頼する

新築時の外構工事は専門業者に依頼する方法もあります。特に希望がない場合、ハウスメーカーが外構工事も一緒に引き受けて、外構工事業者を手配するケースが一般的です。専門業者に依頼した方が安く抑えられるといわれています。

ただし、この方法は効率面ではロスが大きく、トラブルになる可能性もある点には注意が必要です。特に、天空率を使っている建築計画の場合、外構まで工事が完了していないと、行政の建築確認許可が下りないため、ハウスメーカーのルールによっては引き渡しできなくなる場合があります。

ハウスメーカーに依頼する場合、建物に合わせた外構の提案が受けられます。それに加え、住宅ローンに外構工事も組み込める点もメリットです。専門業者に依頼するのは、費用は安く抑えられますが、デメリットもあるため注意しなければいけません。

5.建物と調和したおしゃれな外構デザイン集

ハウスメーカーに依頼する場合、建物の雰囲気と調和した外構が作れます。ここでは、建物と外構がマッチしたおしゃれな外構デザインを紹介します。

5-1.曲線でつながる建物と外構の一体感

こちらは外構部分に曲線のアーチを取り入れ、建物とマッチするようにデザインされた外構です。開放的で玄関が見えるようにも思えますが、植栽があるため、玄関が丸見えにならないように配慮されています。建物の外壁と外構のアーチ部分で素材感を合わせているため、建物と外構が一体的になっているのが特徴です。

5-2.門がアクセントになるクローズ外観

こちらはクローズ外観の外構デザインですが、門がアクセントになるように工夫がされています。建物が白を基調としたすっきりしたデザインに対して、外構の壁は凹凸があるタイルを採用することで、全体の雰囲気を引き立たせています。また、門にデザインを取り入れることで、アクセントになっている点もポイントです。

5-3.1枚の絵画のような洗練されたデザイン

こちらはシンプルながら、建物から外構まで同一の素材を使い、1枚の絵画のように洗練されたデザインが特徴です。窓の配置や玄関アプローチのタイルの配置まで配慮されており、ほかにはないデザインになっています。

6.新築の外構工事の失敗例

新築の外構は、曖昧に考えていると失敗しやすい部分です。外構の失敗は簡単にやり直せず、やり直したいと思っても高額の費用がかかります。失敗しやすいポイントをあらかじめ把握し、失敗しないようにしましょう。具体的な失敗例としては以下の点があります。

  • 愛車が大きく、一般的な駐車場の大きさでは狭くなる
  • 自転車の置き場所がない
  • 自転車やアウトドア道具の置き場所はあるが、雨風に晒され傷んでしまう
  • 駐車場に防草シートを貼っておらず、雑草だらけになる
  • 玄関扉を開けると、道路から室内が丸見えになってしまう

これらの失敗はちょっとした確認で対処できるものばかりです。事前に考えておき、後悔しないよう準備しておきましょう。

7.新築の外構づくりのポイント

新築の外構作りは大まかに安く抑えるか、デザイン性を重視するかでどのように進めるべきか変わります。外構工事を安く抑えたい場合は、DIYや外構専門の業者に依頼するのも1つです。この方法であれば、外構の材料費を安く抑えられます。しかし、手間がかかり、トラブルになる可能性がある点に注意が必要です。建物と調和した外構にしたい、デザイン性を高めたいという場合には、ハウスメーカーに外構までお願いするのがよいでしょう。

8.外観は住まいの顔!外構にもこだわろう

外構費用は規模によっても異なります。価格だけではなく、デザインや使い勝手も考慮することが重要です。また、外構は外観の印象に大きな影響を与えます。そのため、価格とデザインの両方から考える必要があります。

三菱地所ホームでは、建物と調和した外構の施工事例も豊富です。ぜひお近くのホームギャラリーに足をお運びください。

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