ホテルライクなテイストで、高級感のある家をつくりたいと考える人は多いのではないでしょうか。非日常感を演出するためには、内装の選び方だけでなく、空間の使い方や生活感の隠し方など、意識したいポイントがたくさんあります。
本記事では、ホテルライクな家を実現するための内装・デザインのポイントを実例を交えながら紹介します。ぜひ参考にしてください。
1.ホテルライクな家がもたらす上質な暮らし

ホテルライクな家とは、ホテルのような高級感や非日常感を日常に取り入れた住まいのことです。洗練された内装やゆとりのある空間によって、帰宅したときの満足感や、心からくつろげる心地よさが生まれ、住まいへの愛着が深まります。
上質な暮らしを支えるのは、見た目の美しさだけではありません。一年を通して快適な室温が保たれていることや、清潔で心地よい空気環境、外の音や生活音が気になりにくい静けさなども、日々のくつろぎを大きく左右します。
「家に帰るたびに満たされ、自然とくつろげる空間があること」これこそが、上質な暮らしを育む住まいの魅力といえるでしょう。
2.ホテルライクな家を叶える内装のコツ
ホテルライクな家を叶えるには、開放感や素材感、照明、配色などをバランスよく整えることが大切です。
余白を活かしながら生活感を抑え、絵画や植物などをアクセントとして取り入れることで、洗練された印象に近づきます。
ここでは、ホテルライクな家を実現するためのポイントを実例を交えて解説します。
2-1.開放感や余白を設ける

ホテルライクな家づくりのポイントのひとつ目は、開放感と余白を取り入れることです。
例えば、吹き抜けを採用すると、高さを活かした伸びやかな空間が生まれます。階段を鉄骨階段にすれば、高級感を演出しながら視線の抜けも確保でき、空間全体をより軽やかに見せられます。
家具選びも、開放感を左右する大切な要素です。背もたれの低いソファを選ぶと視線が遮られにくくなり、空間をより広く感じられます。
自然光をたっぷり取り込めるように窓を配置することも、心地よい開放感につながります。明るい光が室内に広がることで、外とのつながりを感じやすくなり、住まい全体にゆとりのある印象を生み出すことが可能です。
2-2.素材感のある床・壁を用いる

素材感が強く感じられる床や壁を用いることも上質なインテリアを実現するポイントです。
例えば、濃淡と木目のはっきりしたブラウンの床材を大きく見せることで、空間に個性と重厚感が生まれます。
壁には石材調やタイル調、凹凸のある素材をアクセントとして取り入れると、光の当たり方によって陰影が生まれ、より洗練された印象に仕上がります。
2-3.照明で落ち着いた雰囲気を演出する

ホテルライクな家づくりでは、照明の選び方も重要です。空間全体を明るく照らすだけでなく、部分的にメリハリをつけて光を取り入れることで、落ち着きのある上質な雰囲気を演出できます。
吹き抜けのあるダイニングには、縦の広がりを活かせるペンダントライトを取り入れるのがおすすめです。デザイン性の高い照明をメインに配置し、補うようにダウンライトを配置すると、メインの照明器具がインテリアのアクセントになり、ホテルのラウンジのような印象に近づきます。
2-4.色数を抑えて統一感を出す

空間に使う色数を抑え、全体に統一感を持たせることも大切です。
ライトグレーやベージュ、ブラウンなど落ち着いた色をベースにすると、上品で洗練された印象に仕上がります。
大きな面積を占める床や壁、ソファはベーシックカラーでまとめ、アクセントはクッションや照明、インテリアグリーンや小物でさりげなく取り入れるとバランスが取りやすくなります。
2-5.収納で生活感を隠す

ホテルライクな雰囲気を保つには、日用品をすっきり隠せる収納計画も欠かせません。
普段着ている服、バッグ、小物など、日常で使うものがそのまま置かれていると、生活感が出てしまいます。
こちらのパウダールームの事例では、収納力とデザイン性を両立している点が特徴です。収納そのもののディテールにもこだわることで、収納をインテリアの一部として美しく見せています。
2-6.植物や絵画を取り入れる

絵画や植物は、ホテルライクな空間に彩りと上質感を加えてくれるアイテムです。
リビングの壁に大きな絵画を一枚飾るだけで、視線が自然と集まり、空間全体のアクセントになります。背もたれの低いソファと組み合わせると、絵画がより引き立ち、天井の高さや空間の広がりも感じやすくなります。
観葉植物や季節の花を取り入れるのもおすすめです。洗練された空間に自然な癒しや柔らかさが加わり、無機質になりすぎない温かみのある雰囲気を演出できます。
2-7.洗面所は光沢感と清潔感を意識する

ホテルの洗面所といえば、落ち着いた照明の中に漂うクリーンな雰囲気が印象的です。その空間を家庭で再現するには、光沢感と清潔感を両立した素材選びがポイントです。
例えば、ダークトーンの壁材に陶器の洗面ボウルを組み合わせると、照明の光を受けて空間に奥行きと重厚感が生まれます。
生活感の出やすい歯ブラシや洗剤類はキャビネットの中にまとめて収納し、カウンター上をすっきりと保つことで、シックで凛とした印象が保てます。
3.ホテルライクな家づくりで注意したいこと

ホテルライクな住宅は、整理整頓された美しい空間を連想しますが、実際には家族が毎日生活する場所であることを忘れてはいけません。
見た目だけを追求してしまうと、掃除がしにくい、収納が足りない、暮らし方に合わないといった不便が生じることもあります。
ホテルライクな美しさを長く保つためには、見た目の高級感だけでなく、実際の暮らしに合った設計を意識しましょう。
3-1.デザインだけでなく掃除のしやすさも考える
ホテルライクな空間は、美しさを保つための掃除やメンテナンスのしやすさも重要です。
光沢のある床材・大きな窓・鏡・間接照明・凹凸のある素材などは高級感を演出しやすい一方、汚れやホコリが目立ちやすい傾向にあります。
素材やデザインだけで選ぶのではなく、あらかじめ掃除やメンテナンスの仕方まで確認しておくことが大切です。
3-2.収納不足になると生活感が出やすい
ホテルライクな家を維持するには、生活感を見せない収納計画も大切です。日用品・掃除道具・子どもの持ち物・家電の配線などが表に出ていると、内装を整えていても生活感が出やすくなります。
収納がしにくい、容量が足りないといった理由で「しまえない」状態になると、どうしても出しっぱなしになりがちです。
扉付き収納・壁面収納・造作収納・パントリー・シューズクロークなどを活用し、使う場所の近くにしまえる収納を設けることで、すっきりした空間を保ちやすくなります。
“見せる収納”は実現できるとおしゃれになること間違いなしですが、実はバランスが難しいという面もあります。リビングボードや本棚など、むしろ「インテリアのメイン」として取り入れる範囲を明確にしておくのがおすすめです。
3-3.家族の暮らし方に合わないデザインは避ける
家族の暮らし方に合わないデザインは避け、日常の使い勝手を意識することも大切です。
例えば、お子さんがいる家庭では、汚れに強い素材の床やクロスを選ぶことで、美しさを保ちながら日々のお手入れの負担を減らせます。ランドセルや外遊びの道具など、毎日使うものの定位置をあらかじめ決めておくことも、出しっぱなしを防ぎホテルライクな空間を維持するうえで効果的です。
またランドリールームやファミリークローゼット、パントリーなどを設けることもひとつの対応策です。家事の用途に合わせた空間があることで、生活感が出やすい洗濯用具や掃除用具、食品ストックなどの日用品をまとめることができます。
こうすることで、来客をもてなすリビングや家族団らんを過ごすダイニングをすっきりとした空間に保つことが可能です。ホテルライクな非日常感と、家族の生活動線の両立を意識しながら、間取りやデザインを考えていきましょう。
4.ホテルライクな家は内装の統一感と生活感の少なさがポイント

ホテルライクな家は非日常感を演出し、日々の生活の満足度をより高めてくれます。ホテルのような上質で落ち着いた空間を演出するためには、内装の色やデザインの統一感を意識しながら、生活感をうまく隠す工夫を取り入れることがポイントです。
三菱地所ホームでは自由設計と全館空調エアロテックにより、デザイン性の高さと居心地のよさを兼ね備えたホテルライクな注文住宅を実現できます。
建築においては設計士だけでなく、プロのインテリアコーディネーターが同席し内装はもちろん、家具や小物も含めてトータルコーディネートをご提案します。まずはお気軽にモデルハウスへお越しください。







